おかげさまで大好きな先輩と付き合うことが出来ました(アヤ 20歳)

「俺たち、付き合って3か月だっけ?」

 

「んーとね、3か月と3日かな」

 

「まさかアヤのことがこんなに好きになるとはなー。オレ最初、お前のことサークルの後輩としか見てなかったもん」

 

「そう?実は私は…ユウトに一目惚れだったんだ」

 

「えっ、そうなの?だったらもっと早くに告っときゃよかったな、たはは」

 

「だねー。ユウトさ」

 

「んー」

 

「後輩としか見てなかった私を何で好きになってくれたの?」

 

「んー… 笑うなよ?」

 

「うん、笑わない」

 

「夢にさ、パンダの格好したアヤが出てきたんだよ」

 

「パンダの格好?」

 

「そう。そんで『あたしのシッポ触っていいよ』ってアヤが言うからさ」

 

「うん…」

 

「真っ黒でまん丸なシッポを触ったんだ」

 

「…」

 

「目が覚めたらアヤのことしか考えられなくなってた」

 

「…もしかして」

 

「うん?」

 

「ムギオパンダの恋のおまじないが本当に効いたのかな?」

 

「何それ?」

 

「何かね、CHANG PANDAってバンドにムギオパンダってパンダがいるのね」

 

「うん」

 

「で、『ムギオパンダのシッポを触ったら恋が叶う』って噂があるんだけど」

 

「へぇ」

 

「思い切って触ってみたんだ」

 

「ふーん」

 

「ムギオパンダっていつも人間の悪口ばっかり言ってるからちょっと怖かったけど」

 

「うん」

 

「シッポを触ったら急に優しい顔で

『きみ、恋をしてるんだね』

ってオマジナイをかけてくれたの」

 

「オマジナイ?」

 

「うん、『ブラスカプクタクブラスカプクタク…』みたいなオマジナイ」

 

「ヘンなの」

 

「でもそのすぐ後だよ、ユウトがデートに誘ってくれたの」

 

「そーか」

 

「うん」

 

「だったら俺たち、ムギオパンダに感謝しなくっちゃな?」

 

「え?」

 

「だってオレ、今すっげー幸せだもん」

 

「あたしもー!じゃあさ、

 

 

 

 

 

 

2017/2/19(日)

@CrowBar

 

open 18:00 / start 18:30

adv/door \1,500 (+1drink \500) 

 

Act/

・チャンパンダ(18:30-19:00)

・十八番(19:10-19:40)

・胸の谷間(19:50-20:20)

・Memo Light Write Code(愛媛)(20:30-21:00)

 

を二人でLIVE見に行こうよ!」

 

「そうだな。ムギオパンダが気付かせてくれたんだからな、こんなに大事な人の存在に」

 

「もぉー」

 

(ぶちゅー れろれろれろ ぱこぱこぱこ…)